シリアでの小話 |
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シリアで暇なときに造語を作って遊んでいました。造語の活用法は日本人の方と会話をするときに使用します。シリアでは5人の日本人の方とお会いました。その中の一人には大変お世話になりました。素性については彼から口止めされているので話せないのですが、僕からの通訳のお願いを快く引き受けてくださいました。あと秘密警察に拘束されたときに一緒にいた旅行者。彼のおかげでしょっ引かれたんだけど、「外務省の危険勧告マックスの国にいるなんて、俺って何かすげえ!」みたいな空気を超醸し出してて、若い頃の僕とそっくりでした。ただ旅行という基準で現在のシリアを見れば、一目瞭然、絶対に行くべきではありません。僕も一度は旅でもしようかなあと思い立ったのですが、旅をするという目的だけを考えれば、シリアは危険すぎます。目的に応じてリスクの分散を計ることが大切です。回避できるリスクは可能な限り回避し、取るべきリスクは必要最低限に抑える。必要以上のリスクは決して取らない。被弾して学びました。でもパルミラとダッラには足を運びました。パルミラは周囲を砂漠で囲まれた陸の孤島です。政府はこの町で起きた反政府デモ(2月)を封じるため、町に通じる全ての幹線道路に戦車を2台から3台配置しました。補給路を断たれたパルミラは容易く鎮圧されました。遺跡の町パルミラはこの季節は観光客で賑わいますが、僕が行ったときは誰一人外国人はいませんでした。遺跡にも人影が見当たらず、家族連れのシリア人がいたので話しかけると、ホムスからの避難民でした。商店街も全滅しており、住民は寂しそうな表情を浮かべて軒先に腰を下ろしていました。あっ、それで造語ですが、日本人と話をするとき、外来語は堅く禁じられています。なぜなら秘密警察に聞かれたら大変だからです。FSA(free syrian army)は「自由軍」、反政府デモは「行進」、シャッビーハのことは「殺し屋」、ムハバラートのことは「秘密警察」、アルジャジーラのことは「中東の放送局」、大統領派のことは「アラウィッてる」、明らかに大統領が大好きと分かるような奇抜なファッションをした人物のことを「大統領の申し子」、付きまとってなかなか離れない6歳から15歳くらいまでの子供を「ちびっ子ギャング」、反政府デモに参加しようぜ!と必死で誘いにくる16歳から20歳後半くらいまでの若者を「青春野郎」(ドゥーマ限定)・・・なんて造語を作って会話をしていました。楽しんでいた!?それと今回のシリアで頻繁に使用したのがシーシャです。何か考え事をするときは必ずシーシャ(水タバコ)を吸っていました。一つ頼めば、約2時間は持ちます。値段は125SPから160SPくらい。日本円だと200円ぐらいになるのかな。それでは写真と共に今回はこの辺で失礼します。


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